水族館劇場は、中世河原者の系譜に自らを位置づけ、「野戦攻城」と呼ぶ野外テント芝居をもう30年以上も続けてきました。テントと呼ぶには巨大な舞台空間。2トンもの水を使ったその壮大なスペクタクル。時代から取り残され、忘れさられている人びとを描いたその芝居は、日本の政治文化史の中で特異な位置を占めています。
水族館劇場には、同じ役者からなる別ユニット、さすらい姉妹があります。こちらは、テントを建てず簡易なセットで機動性を重視した路上芝居。水族館劇場の看板女優、千代次が主宰しています。さすらい姉妹も、桃山さんが脚本・演出を手がけているのですが、この5年ほど、縁あって、毛利はさすらい姉妹の年末年始の山谷や寿などの「寄せ場」公演を「演出家」として手伝ってきました。10月2日(土)には、現在水族館劇場が拠点とする羽村・宗禅寺、そして10月9日(土)、10日(日)水族館劇場がかつて野戦攻城を敢行した太子堂・八幡神社境内でさすらい姉妹の公演が予定されています。タイトルはなんと『モスラ』! 水族館劇場/さすらい姉妹の秋の再始動を前に、桃山邑さんが何を考えているのか聞いてみましょう。
さすらい姉妹『モスラ』の案内はこちら。入場無料(投げ銭制)・予約不要・雨天決行 https://suizokukangekijou.com/2021-0918/
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★RadiCro 「むんぱれTuesday」第4週『毛利嘉孝のアート・リパブリック』
9/28(火)23:00-23:30 リアルタイム聴取はこちらから
★タイムフリー放送:
下記の期間中、 「むんぱれTuesday」ページの「前回の放送」でお好きな時間に聴けます。
10/5(火)-/10/10(日)
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