「東京ゴミ戦争」がつなぐ二つの芸術祭、今秋、開催!アートを通して考える消費社会の現在と未来 ~黒木建一さん、荒木美由さんを迎えて~

10/1(火)23:00-23:30は「むんぱれTuesday  Art Wanderland (アート・ワンダーランド)」by DJエレーヌ。今回は黒木建一さんと荒木美由さんをゲストにお迎えします。

■初回オンエアはこちらから
■タイムフリー放送(2024/10/8 – 10/13)は 「むんぱれTuesday」ぺージの「前回の放送」から。

今年の秋、注目の芸術祭が東京の二つの地区で開催中です。杉並区の「高井戸芸術祭2024」そして、江東区の「新木場&夢の島わくわくおさんぽアートフェス2024」です。黒木さんと荒木さんは各々、この芸術祭の企画・運営を手掛けています。

実は、江東区と杉並区は1950年代後半から1970年代にかけて、ゴミ処理をめぐる紛争、「東京ゴミ戦争」の舞台となっていました。高度経済成長期を迎え、大量生産・消費につき進んだ当時の日本ではゴミが急増。大半は未処理のまま埋め立てられ、対策が追いつかないまま、その大半を受け入れていた江東区では、環境被害が深刻化。清掃工場の建設を東京都が計画しますが、その一つであった高井戸では住民による大規模な建設反対運動が起こり、二つの地区間で激しい攻防が繰り広げられ、十年近い協議を得て、ようやく和解が成立しました。

このような歴史的背景をもつ二つの地区でそれぞれ開催されてきた芸術祭ですが、今年は、クロスイベントとして、ビジュアル・アーティストの林田真季さんを迎え、ゴミをめぐる社会問題と写真表現の可能性を探るインスタレーションの展示を行います。

番組では、各芸術祭の見どころと魅力、展示作品の紹介、関連イベント、そして黒木さんと荒木さんの各々の活動等についても掘り下げます。

生活していく上で避けては通れないゴミとは?リユースとは?循環とは?そして、アートとは?消費社会の現在と未来をアートを通して問う芸術祭についてのトーク、是非、お聴きください!

■高井戸芸術祭2024

Instagram: @takaido_art_festival_official
X:@takaido_art

東京都杉並区・高井戸在住のコレクターである黒木健一と柵木頼人がアートコレクターユニット「THE BLACK FENCE」として主催するプロジェクト。現代アートを中心とした芸術により「高井戸」を楽しむ地域振興イベントとして、2023年に正式スタート。第2回目となる今年は、「リユース」をテーマとして、現代美術作家13名の作品を展示。主催者である二人が所有する約250点のコレクションからの出展に加え、作家やアートコレクター所蔵の作品、更には公募作品などを合わせて展開。

会期:2024年9月29日(日)~10月12日(土) 水~金19:00-22:00、土・日13:00-17:00
参加作家:百瀬文、逢坂綾、名和晃平、林田真季、青崎伸孝、Rirkrit Tiravanija、Ryan Gander、玉山拓郎、トモトシ、丹羽良徳、峰尾有紀、毛利悠子、淺井裕介
開催会場:京王井の頭線・高井戸駅周辺の店舗等全7会場(Alocasia,喫茶マカボイ、STUDIO VIST、snip、第六天神社、株式会社ませぎ型紙制作、Coffee Beans Shop高井戸)

■新木場&夢の島わくわくおさんぽアートフェス

Website:  https://www.yumenoshima.jp/park/topics/3195
Instagram: @wakuwakuosampofes

貯木場として誕生し日本の木材業の中心地として栄えてきた新木場、そしてゴミの埋立地から都民の憩いの場へと生まれ変わった夢の島という江東区内2つの街を結ぶアートフェス。3回目となる2024年度のテーマは『循環 – circulation』。キュレーター/彫刻家の荒木美由をはじめ、約20名のアーティストが参加。公園に現れる彫刻、揺れる熱帯植物、もう使われていない貯木場、積まれている木材、平日と休日では違った顔を見せる町――夢の島に埋まる歴史、時代と共に変わる新木場・辰巳の景色をアートを通じて巡るイベント。歩いて、走って、自転車に乗って、時々立ち止まりながら、参加者が自然と都市の新たな“わくわく”に出会えるアートフェス。

会期:2024年9月18日(水)~10月14日(月・祝)※休廊日は会場により異なります。
参加作家:相沢僚一、荒木美由、石川直也、石川慎平、大石麻央、大橋美舟、太田隆幸、長内夏希、CaNNNA、杉亮介、白井翔平、高嶋英男、多田さやか、竹内七月姫、友杉宣大、新妻篤、林田真季、水田有紀、millitsuka、山崎良太、渡部直
会場:夢の島熱帯植物館、夢の島公園、新江東清掃工場、木材・合板博物館、齋藤木材株式会社、三井リンクラボ新木場   

[ゲスト・プロフィール]
■黒木健一 (くろき けんいち)
(現代アートコレクター、「高井戸芸術祭 2024」プロデューサー)
東京都出身。会社員。2011年直島でのアート体験をきっかけに、アートコレクションをスタート。独自のコレクションルールを軸に、10年以上に亘り国内外の作家の作品を約130点コレクション。毎年場所を変えてサイトスペシフィックなコレクション展を企画実施。Instagram: @429pocky

黒木さんをゲストにお迎えした、前回の放送は下記からお聴きなることができます。↓

■荒木美由(あらき みゆ)
(美術家・彫刻家、「新木場&夢の島わくわくおさんぽアートフェス2024」キュレーター) 東京都生まれ。2013年女子美術大学大学院美術研究科美術専攻修士課程立体芸術領域修了。 主に石に穴をあける石彫を制作。レジデンスや芸術祭や展覧会での発表、近年はキュレーターとして、画廊アシスタント、展覧会企画、コーディネーター業務なども行なっている。 

パブリックコレクション: GREEN SPRINGS (東京/立川)鋸山美術館 旧:金谷美術館(千葉/金谷)大田原市美原公園(栃木/大田原)株式会社藤田運輸倉庫(千葉/市川)
Instagrm:@3u.araki

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