クラウスの『ポストメディウム時代の芸術』を読む

6/27(火)23:00-23:30「むんぱれTuesday」第4週『毛利嘉孝のアート・リパブリック』

6月の「アート・リパブリック」。ゲストは美術理論研究者で、この春にロザリンド・クラウスの『ポストメディウム時代の芸術:マルセル・ブロータース《北海航行》について』(水声社)の翻訳を出版された井上康彦さん。
クラウスは、フランスのポストモダン理論、ポスト構造主義理論を美術批評に大胆に導入した批評家として、そして彼女自身が共同設立メンバーだった美術批評雑誌『オクトーバー』の編集者として、現代美術理論をリードしてきました。井上さんのクラウスの著作の翻訳は『独身者たち』(平凡社、2018年)以来二冊目。1999年に出版された本書は、現代美術の批評において中心的な概念だった「メディウム」の新しい解釈と可能性を示す重要な著作として長らく翻訳が待たれてきました。
現代美術において「批評」が困難に感じられる今、私たちはこの本をどのように読めばいいのでしょうか。翻訳者の井上さんを迎えて、クラウスの理論、本書の魅力、しばしば誤解されているクラウスの「メディウム」、「ポストメディウム」という概念、そして美術批評の可能性についてお話を伺います。

≪井上康彦さん略歴≫
1977年生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科博士課程単位取得満期退学。専攻、美学・表象文化論。訳書に、ロザリンド・クラウス『独身者たち』(平凡社、2018年)、ハル・フォスター、ロザリンド・クラウスほか『ARTSINCE 1900──図鑑 1900年以降の芸術』(共訳、東京書籍、2019年)などがある。

★RadiCro 「毛利嘉孝のアート・リパブリック 」
2/28(火)23:00-23:30  リアルタイム聴取はこちらから
★タイムフリー放送:
下記の期間中、 「むんぱれTuesday」番組ページの「前回の放送」でお好きな時間に聴けます。7/4(火)~7/9(日)

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